はじめに
Echo シリーズとは
まず、月並みな Amazon Echo 概説です。既にご存じの方は読み飛ばして OK です。
Echo はアレクサという音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーです。
この Echo シリーズでは、以下のような多様な機能を提供しています。
- 音声による家電の操作
- 情報の検索
- 音楽の再生
- スキルによるアレクサ機能拡張
Echo の各モデルは、異なる特徴(機能、サイズ、形状、音質等)を持っています。
外部スピーカーとしての Echo
Bluetooth 接続
Echo シリーズでは Bluetooth 接続をサポートしています。
そのため、通常は Bluetooth 対応端末と Echo デバイスを接続し、ワイヤレスで音楽等を再生することが多いかと思います。
しかしながら、Bluetooth 接続には以下のデメリットがあります。
- Bluetooth 非対応のデバイスとの接続が不可能
- 音声の遅延や瞬断
このようなデメリットが許容できない方にとっては、有線接続がおすすめです。
有線 ( 3.5 mm ライン / AUX) 接続
AUX 入力に対応する Echo モデルでは、前述のデメリットを回避できます。
しかし、すべての Echo モデルがこの機能をサポートしているわけではありません。
買った後に「これ AUX 入力対応してないじゃん!」となったら最悪です。
そして、よくあるのが以下のケースです。
「AUX 出力には対応してる。しかし、入力は対応していない」
つまり 3.5 mm ラインがあっても、外部スピーカーとして使えるとは限らないのです。
そのため、本記事では 2024 年 1 月時点で AUX 入力に対応している Echo モデルの一覧を確認しつつ、それぞれの特徴と適したユーザ層について解説します。
Aux 入力に対応している Echo モデル
結論
結論、現時点では以下のモデルが 3.5 mm ライン (AUX) 入力に対応しています。
Echo (エコー) 第4世代
Echo Studio (エコースタジオ)
Amazon 公式では上記の 2 モデルが対応していると案内しています。
Echo シリーズの比較表
実際に Amazon 公式が案内している比較表は以下の通りです。
Echo Pop | Echo Dot (第5世代) | Echo (第4世代) | Echo Studio | |
価格 | ¥1,980 から | ¥3,480 から | ¥8,980 から | ¥22,980 から |
評価 | 5つ星のうち4.3 (6,078) | 5つ星のうち4.2 (2,761) | 5つ星のうち4.3 (9,064) | 5つ星のうち4.3 (3,971) |
特徴 | コンパクトサイズ | 重厚で高音質なサウンド、コンパクトサイズ、球体 | プレミアムサウンド、球体 | 空間オーディオによる没入感のあるサウンド体験 |
スピーカーサイズ | 1.95インチ | 1.73インチ | 3.0インチウーファー、0.8ツイーター x 2 | 5.25インチウーファー 2.0インチミッドレンジスピーカー 1.0インチツイーター |
Ultra HD/空間オーディオ対応 | – | – | – | |
Dolby | – | – | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
ライン入出力 | – | – | 3.5 mm ライン入出力 (Alexaアプリで切り替え) | 3.5 mm ミニジャック / mini-opticalライン入力 |
Zigbeeスマートホームハブ内蔵 | – | – | 「デバイスを探して」で対応家電をセットアップ | 「デバイスを探して」で対応家電をセットアップ |
モーション検知 | – | – | ||
温度センサー | – | – | ||
サイズと重量 | 99 x 83 x 91 mm 196 g | 100 x 100 x 89 mm 304 g | 144 x 144 x 133 mm 940 g | 206 x 175 x 175 mm 3.5kg |
その他のモデルについて
以前は Echo Plus 第2世代や Echo 第3世代も AUX 入力に対応していました。
しかし、これらのモデルは現在販売が終了しています。
次の章では、各モデルの特徴や適したユーザ層について確認していきます。
Echo 第4世代:優れたコストパフォーマンスを求める方向け
特徴
Echo (第4世代) は、球形のデザインとコンパクトなサイズ感が特徴的です。
スピーカーとしても、3.0 インチのウーファーと 0.8 インチのツイーター2つを備え、クリアでバランスの取れたサウンドを提供します。また、Dolby Atmos 対応により、立体音響空間を作り出します。
また、前述の通り、AUX 入力に対応しているため、外部デバイスから直接音楽を再生することが可能です。
値段は Echo Pop や Echo Dot (第5世代) と比較すると少しお高いです。しかし、2023 年 11 月時点では ブラックフライデーの割引もあり 25% オフの \ 11,980 → \ 8,980 で購入可能です。
強み
- コストパフォーマンス: 高品質なオーディオ体験を手頃な価格で提供
- バランスの取れた音質: 中低域から高域まで、バランスの良いサウンド
- コンパクトなサイズ: 高さが 13.3 cm 、幅 14.4 cm 、重さ 0.94 kg
弱み
- 限定的なサウンドステージ: Echo Studio と比較すると、音の広がりや深みでは劣る
- デザイン: 個人の好みによっては、特異なデザインが合わない可能性もある(?)
おすすめのユーザー層
- 価格を抑えたい方
- 音質に大きなこだわりがない方
- 有線接続ができればそれでいい方
スマートホーム機能や音声アシスタントを活用しながら、日常的に音楽やオーディオブック、動画等を音声の遅延・瞬断なく楽しみたいユーザーさんにとって理想的な選択肢になると思います。
Echo Studio:高品質なオーディオ体験を求める方向け
特徴
Echo Studio は、Amazon Echo シリーズの中で最も高品質な音響体験を提供するモデルです。
5.25 インチのウーファー、2.0 インチのミッドレンジスピーカー、1.0 インチのツイーターを含む5つのスピーカーが、豊かで層のあるサウンドを実現します。Dolby Atmos 対応している点については Echo (第4世代) と同じですが、こちらは加えて 「Ultra HD/空間オーディオ」に対応しているため、Amazon Music 利用者は更に臨場感の高いオーディオ体験が可能になります。
値段はお高いです。2023 年 11 月時点では ブラックフライデーの割引もあり 23% オフの \ 29,980 → \ 22,980 で購入可能です。
強み
- 高品質なサウンド: Echo (第4世代) よりも豊かで深みのあるサウンド体験
- Ultra HD/空間オーディオ対応: より高解像度な音質と、超臨場感を提供
弱み
- 価格: Echo (第4世代) に比べ高価
- 大きな本体サイズ: 高さが 20 cm 、幅 17.5 cm 、重さ 3.5 kg
- ※ 後々置き場所に困らないように一応認識しておきましょう
おすすめのユーザー層
- 音質にこだわりがある方
- 超臨場空間を(疑似的にでも)体験してみたい方
- お金がある方
音質にこだわり、映画や音楽を豊かなサウンドで楽しみたいユーザーにとって、理想的な選択肢となるかと思います。
まとめ
Echo 第4世代と Echo Studio の比較
Echo 第4世代はコストパフォーマンスに優れ、日常的なオーディオニーズに応えるモデルです。一方、Echo Studioは高品質なサウンド体験に特化しており、音楽や映画に没入したいユーザーに適しています。
- Echo 第4世代:
- コストパフォーマンスに優れ、日常的なニーズにも応えるモデル
- 手頃な価格で質の良いサウンドを求めている方に最適
- Echo Studio:
- 高品質なサウンド体験に特化したモデル
- 音楽愛好家に理想的
迷ったらどっちを選ぶべき?
正直、この記事を見ている人は Echo (第4世代) でいいと思います。
確かに Echo Studio は超高音質 & 超臨場感なオーディオ体験を提供してくれます。
しかし、そもそも「Echo に有線接続して外部スピーカーとして使いたい」というニーズのもとこの記事に訪れた方が大半だと思います。
そのニーズをコスパ良く実現してくれるのは間違いなく Echo (第4世代) です。そして普通に高品質な音質です。加えて Dolby Atmos による立体音響までカバーしているのです。
そのため、迷ったら Echo (第4世代) にしましょう。
まだ迷っている方へ
最後に、まだ迷っている方は、以下の項目に該当しているなら Echo Studio を買ってもいいかと思います。
- 「Echo 第4世代は球形だから気に入らない」
- 「”3.0インチウーファー、0.8ツイーター x 2″では物足りない」
- 「Echo Studio 2 台でのホームシアターも目指している」
最終的には、ニーズ、予算、設置スペースなどを考慮して選択してくださいませ。。。
ちなみに私が持っているのは Echo Studio です。(小声)
以上です。
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