【2026年版】GitHubアカウント作成とgit・ghの初期設定【Mac・初心者向け】

Blog-Thumbnail_GitHub-01 GitHub

はじめに

こんにちは、KUDs です。

前回までで、AWS 上に自分の Web サイトを公開するところまで到達しました。
シリーズ当初のゴールは達成したので、ここからは発展編です。

この記事では GitHub を導入します。

所要時間は30分ほど費用はかかりません(GitHub の無料プランで足ります)。

ここまでのシリーズでは、あえて GitHub を使わずに進めてきました。
覚えることを増やしたくなかったからです。

ですが、ここから先に進むなら入れておいたほうがいい段階に来ました。理由は本文で説明します。

この記事について

この記事は、AWS を初めて触る方向けのシリーズの1本です。

シリーズ全体の地図と読む順番は、ロードマップにまとめてあります。

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とはいえ、GitHub の設定そのものは AWS と独立しています。
「Mac に GitHub の環境を作りたいだけ」という方も、ここだけ読んでいただけます。

なぜ、ここで GitHub を使うのか

ここまで使わずに来たものを、なぜ今入れるのか。3つあります。

理由1: 元に戻せるようになる

いま作業しているフォルダには、index.html.claude/settings.json が入っています。
これらをうっかり壊してしまったら、元に戻せません

Git は、変更の履歴を記録しておく仕組みです。
「昨日の状態に戻したい」「この変更だけ取り消したい」ができるようになります。

AI に作業を任せるなら、なおさら必要です。
Claude Code は速いぶん、気づいたときには複数のファイルが変わっていることがあります。
履歴が残っていれば、確認して、気に入らなければ戻せばいいという気楽さで任せられます。

理由2: 消えなくなる

Mac が壊れたら、フォルダの中身は消えます。
GitHub に置いておけば、別のパソコンからでも取り出せます

理由3: 自動デプロイの前提になる

シリーズの最後で、GitHub に保存したら自動で AWS に反映される仕組みを作ります。
そのためには、まずコードが GitHub にある必要があります。

今回はその土台づくりでもあります。

用語の整理

先に3つだけ整理しておきます。混同しやすいところです。

名前何か
Git(ギット)変更履歴を記録する仕組み。自分のパソコンの中で動く
GitHub(ギットハブ)Git の内容を置いておく Web サービス。会社名でもある
gh(GitHub CLI)GitHub をコマンドから操作する道具。あると格段に楽

Git と GitHub は別物です。
Git は仕組み、GitHub はその置き場所を提供するサービス、という関係です。

なお git はすでにあなたの Mac に入っています
ステップ3で Xcode Command Line Tools を入れたときに、一緒に入っているためです。

確認してみてください。

git --version

バージョンが表示されれば大丈夫です。

手順1: GitHub アカウントを作る

すでにお持ちの方は、この手順を飛ばしてください。

  1. 公式サイトを開きます
  2. Sign up」からメールアドレス・パスワード・ユーザー名を登録します
  3. メールアドレスの確認を済ませます

ユーザー名は公開されます。 リポジトリの URL にも使われるので、仕事でも使える名前にしておくと後々ラクです。

料金は無料プランで足ります。 このシリーズの範囲で有料プランは必要ありません。

二要素認証(2FA)を設定しておく

AWS のときと同じ考え方です。
GitHub アカウントを乗っ取られると、コードを書き換えられたり、あとで設定する AWS への自動デプロイを悪用されたりします。

設定画面(Settings → Password and authentication)から、認証アプリで 2FA を有効にしておいてください

手順2: git の初期設定をする

git は入っていますが、まだ「あなたが誰か」を知りません

履歴を記録するとき、誰が変更したかを記録する必要があるため、名前とメールアドレスを設定します。
ターミナルで次の2行を実行してください。

git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"

公式ドキュメント(Pro Git)にも、こう書かれています。

The first thing you should do when you install Git is to set your user name and email address. This is important because every Git commit uses this information, and it’s immutably baked into the commits you start creating.

(Git をインストールしたら最初にやるべきなのは、ユーザー名とメールアドレスの設定です。すべてのコミットがこの情報を使い、作成したコミットに消せない形で埋め込まれるため重要です)

Git

「消せない形で埋め込まれる」という点に注意してください。
ここに設定したメールアドレスは、GitHub に公開したコミットから見えます。

公開したくない方は、GitHub が用意している非公開用のアドレスを使ってください。
GitHub の Settings → Emails にある 〇〇+ユーザー名@users.noreply.github.com という形式のアドレスです。

最初のブランチ名を main にしておく

もう1行だけ設定しておきます。

git config --global init.defaultBranch main

Git は既定で最初のブランチを master という名前で作りますが、GitHub では main が標準です。
合わせておかないと、あとで名前の食い違いに悩むことになります。

設定を確認する

git config --global --list

user.nameuser.emailinit.defaultBranch が表示されれば完了です。

手順3: GitHub CLI(gh)を入れる

ターミナルで1行です。

brew install gh

ステップ3で Homebrew を入れておいた効果が、ここでも出ています。

Homebrew を使っていない方へ: GitHub は macOS 用のインストーラーも配布していますが、現時点では署名されていないため、Mac のセキュリティ機能に阻まれます。
その場合は右クリックから開くなどの追加操作が必要になるので、Homebrew で入れるのがいちばん素直です。

Windows をお使いの方へ

  • git: Windows には標準で入っていないので、Git for Windows を導入してください。winget が使える場合は winget install --id Git.Git でも入ります
  • gh: winget install --id GitHub.cli で入ります
  • それ以降の git config / gh auth login / gh repo create の手順は Mac と同じです

手順4: gh でログインする

gh auth login

対話形式で順に聞かれるので、答えていきます。

質問選ぶもの
Where do you use GitHub?GitHub.com
What is your preferred protocol for Git operations?HTTPS
Authenticate Git with your GitHub credentials?Yes
How would you like to authenticate GitHub CLI?Login with a web browser

最後を選ぶと、画面にワンタイムコードが表示されます。
Enter を押すとブラウザが開くので、そのコードを貼り付けて認証してください。

Logged in as ユーザー名 と表示されれば完了です。

3番目の質問が地味に重要です

Authenticate Git with your GitHub credentials?」に Yes と答えておくと、gh が git の認証も引き受けてくれます

これに答えておかないと、GitHub へアップロードするたびにユーザー名とパスワード(正確にはトークン)を聞かれて面倒です。
迷わず Yes にしてください。

手順5: 練習フォルダを GitHub に置く

いよいよ、これまで作業してきたフォルダを GitHub に置きます。

まず .gitignore を作る

この作業を、コミットより先にやってください。

.gitignore は「このファイルは記録しない」という指定をするファイルです。
うっかり公開したくないものを、最初から対象外にしておきます。

作業フォルダ(~/aws-claude-practice)の直下に .gitignore という名前のファイルを作り、次を貼り付けてください。

# Claude Code の個人設定(自分専用の許可ルールが入る)
.claude/settings.local.json

# macOS が勝手に作るファイル
.DS_Store

# 認証情報が入りうるファイル(念のため)
.env
*.pem
credentials

Claude Code に頼んでも作れます。

.gitignore を作ってください。.claude/settings.local.json.DS_Store、それに認証情報が入りそうなファイルを除外したいです。

.claude/settings.json のほうは、あえて除外していません。
あれは前回作った安全設定で、他の人と共有する価値があるものだからです。
一方 .claude/settings.local.json は「自分がこの環境で許可したこと」が入る個人用の設定なので、記録から外します。

リポジトリにして、最初の記録を残す

cd ~/aws-claude-practice
git init
git add .
git commit -m "最初のコミット"

やっていることは、こうです。

コマンド意味
git initこのフォルダを Git の管理下に置く
git add .記録する対象を選ぶ.gitignore で除外したものは入らない)
git commit -m "..."その時点の状態を記録する-m の後ろは変更内容のメモ

git add の前に .gitignore を作ったのはこのためです。 順番が逆だと、除外したかったファイルが記録されてしまいます。

これも Claude Code に任せられます。

このフォルダを Git の管理下において、初回のコミットをして。

何が記録されるのか、先に確認する

不安な場合は、コミットの前に確認できます。

git status

記録対象のファイル一覧が表示されます。
settings.local.json が入っていないことを、ここで目視しておくと安心です。

GitHub にアップロードする

gh repo create aws-claude-practice --private --source=. --remote=origin --push

長く見えますが、意味は単純です。

部分意味
aws-claude-practiceリポジトリの名前
--private非公開にする(重要)
--source=.いまのフォルダを対象にする
--remote=originアップロード先に origin という名前を付ける
--push作成と同時にアップロードする

コマンドを覚えるのが大変な方は、引数なしで gh repo create と打つと対話形式で進められます。
その場合は「Push an existing local repository to github.com」を選んでください。

完了すると URL が表示されるので、ブラウザで開いてみてください。
あなたのファイルが GitHub 上にあります。

これも、Claude Code に頼んでもいいです。

aws-claude-practice という名前で、プライベートリポジトリを作成して、同時にアップロードもお願い。

【重要】認証情報を GitHub に上げないために

ここは飛ばさないでください。
AWS の認証情報を GitHub に公開してしまう事故は、実際に起きています。

公開リポジトリに上がったアクセスキーは、数分で見つけられて悪用されます
仮想通貨の採掘に使われて、数十万円の請求が来た、という事例が定期的に話題になります。

このシリーズでは、リスクがかなり下がっています

実は、ここまでの手順を守っていれば、いちばん危険なものは手元にありません

ステップ5で aws login を使い、長期のアクセスキーを作らなかったからです。
認証情報は一時的なもので、しかもプロジェクトフォルダの外(~/.aws/login/cache)にあります。そもそも記録対象になりません。

「面倒でも aws login にしておいてよかった」というのが、ここで効いてきます。

ただし、フォールバック手順でアクセスキーを作った方は、~/.aws/credentials に長期のキーが残っています。
これもフォルダの外なので直接は上がりませんが、キーの文字列をコード内にコピーしないよう注意してください。

private にしても、自動検知は効きません

ここは正直に書いておきます。

GitHub には、公開されたコードから認証情報を自動検出する仕組み(シークレットスキャン)があります。
ただし公式ドキュメントによれば、無料で自動的に動くのは公開(public)リポジトリだけです。非公開(private)リポジトリでこの機能を使うには有料プランが必要です。

つまり、今回のように private にした場合、自動検知という安全網は効きません。

  • public … 中身が全世界に見えるが、自動検知は働く
  • private … 中身は見えないが、自動検知は働かない

練習用のリポジトリは private が正解ですが、「private だから何を入れても安全」ではないということです。
.gitignore と、自分の確認が最後の砦になります。

もし上げてしまったら

最優先でやるべきは、キーの無効化です。

「コミットを消せばいい」と考えがちですが、それでは不十分です。
一度アップロードされたものは、履歴に残りますし、他人がすでに取得している可能性もあります。

  1. IAM の画面で、そのアクセスキーをすぐ無効化・削除する
  2. そのうえで、必要ならコミット履歴の修正を行う
  3. AWS の請求画面で、身に覚えのない利用がないか確認する

順番が大事です。 まずキーを使えなくすることを優先してください。

Claude Code に git を任せる

git の操作は、Claude Code に頼むこともできます。

いまの変更内容を確認して、適切なコミットメッセージをつけて記録してください。

コミットメッセージを考えてもらえるのが、地味に便利です。
「何を変えたか」を言語化するのは意外と面倒なので、変更内容から書いてもらえると続けやすくなります。

ただし、最初のうちは自分でも打ってみてください。
git status で状態を見て、git add して、git commit する。この流れが分かっていないと、何かおかしくなったときに戻せません

なお、前回作った安全設定に Bash(rm -rf *) の禁止が入っていましたが、git 関連のコマンドは特に制限していません
気になる方は、.claude/settings.jsonaskBash(git push*) を足しておくと、アップロードのたびに確認が入るようになります。

うまくいかないときは

Q. gh: command not found と出ます
A. ターミナルを開き直してください。それでも駄目な場合は brew install gh が成功しているか確認してください。

Q. git push でユーザー名とパスワードを聞かれます
A. gh auth login の3番目の質問(Authenticate Git with your GitHub credentials?)で No を選んだ可能性があります。gh auth login をやり直して Yes を選んでください。

Q. GitHub のパスワードを入れても弾かれます
A. GitHub はパスワードでのコマンド操作を受け付けません。 gh auth login で認証してください。

Q. .gitignore に書いたのに記録されてしまいます
A. すでに一度コミットしたファイルには .gitignore が効きません。 その場合は Claude に「このファイルを Git の管理から外して」と頼んでください(git rm --cached を提案してくれます)。

Q. リポジトリを間違えて public で作ってしまいました
A. GitHub のリポジトリ設定(Settings → General → Danger Zone)から private に変更できます。認証情報が含まれていた場合は、先にキーの無効化をしてください。

Q. コミットのメールアドレスを間違えました
A. git config --global user.email で設定し直せば、以降のコミットに反映されます。すでに記録したものは残るので、気になる場合はリポジトリを作り直すのが早いです。

よくある質問

Q. GitHub は無料で使えますか?
A. 使えます。非公開リポジトリも無料プランで作れます。

Q. private と public、どちらにすべきですか?
A. 練習用は private を推奨します。ただし本文に書いたとおり、private では無料のシークレットスキャンが働きません。慣れて公開したくなったら、中身を確認してから public に変更してください。

Q. Git を覚える必要はありますか? Claude に任せてはいけませんか?
A. 任せて構いませんが、git statusgit log くらいは読めるようになっておくことをおすすめします。「いま何が記録されていて、何が記録されていないか」が分からないと、事故に気づけません。

Q. コミットメッセージは日本語でもいいですか?
A. 問題ありません。個人のリポジトリなら日本語のほうが後から読みやすいこともあります。

Q. AWS のリソースも GitHub で管理できますか?
A. できます。それが次回の「CDK でインフラをコード化する」の話です。

Q. GitHub Copilot とは関係ありますか?
A. 別のサービスです。このシリーズでは使いません。Claude Code があれば足ります。

さいごに

GitHub アカウントの作成から、git の初期設定、GitHub CLI の導入、最初のリポジトリ作成までを解説しました。

やったことをまとめます。

  1. GitHub アカウントを作り、2FA を設定する
  2. git に名前とメールアドレスを設定する
  3. brew install gh で GitHub CLI を入れる
  4. gh auth login で認証する
  5. .gitignore を作ってから、リポジトリを作って GitHub に置く

これで、作ったものが消えなくなり、いつでも戻せるようになりました。

そして、次回以降の準備も整いました。
GitHub にコードがあることが、自動デプロイの前提になります。

次回は、手で打っていた aws コマンドを「コード」として書く方法を扱います。
同じ環境をいつでも作り直せるようになる、AWS CDK という道具の回です。

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シリーズの全体像は、ロードマップから確認できます。

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