[2024夏最新]WordPressおすすめレンタルサーバー10社徹底比較

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はじめに

こんにちは、KUDs です。

今回は、2024年夏時点での、レンタルサーバー10社を徹底比較してみます。

また、WordPress を運用したいと思っている人に特におすすめなレンタルサーバも紹介します。

以下のような方は是非是非読んでみてください。

  • これから WordPress を始めようと思っている方
  • どのレンタルサーバーを使えばいいかわからない方
  • どのプランを選択すればいいかわからない方

本記事では、以下の点を記載します。

  • レンタルサーバー10社の比較表
  • おすすめのレンタルサーバー・プラン

それでは始めましょう。

レンタルサーバー選びのポイント

まず、WordPress サイトを運営する上で、レンタルサーバーの選択は非常に重要です。
レンタルサーバーを選択によっては、サイトのパフォーマンスやユーザー体験 (UX) が大きく変化、SEO の向上にも影響します。
ここでは、レンタルサーバー選びのポイントを「速度とパフォーマンス」「コストパフォーマンス」「サポートと信頼性」の3つの観点から詳しく解説します。

速度とパフォーマンス

速度の重要性

サイトの表示速度は UX に直結します。
表示速度が遅いと、ユーザーが離脱する可能性が高まり、SEO の評価も下がります。
Google はページの読み込み速度をランキング要因として重視しているため、サイトの速度は非常に重要です。

Google for Developers

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

https://developers.google.com/search/blog/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search?hl=ja

パフォーマンスの指標

  • CPU とメモリ: CPU とメモリの性能は、多数のリクエストへの処理能力に影響
  • SSD ストレージ: HDD よりも高速に読み書きが可能
  • キャッシュ: 毎回コンテンツを読み込む時間を削減することでレスポンスを高速化
  • ネットワーク帯域幅: 大量の同時アクセス時にも速度が落ちない
  • CDN(コンテンツデリバリネットワーク): 世界中のユーザーに対して高速なコンテンツ配信が可能
  • 稼働率: 稼働率(可用性)が低いと当然サーバがダウンしている時間が長いため UX 低下
  • Web サーバ (Apache / Nginx / LiteSpeed) や アプリケーション (PHP) の構成等

概ね上記のような要素が重要な指標となります。

コストパフォーマンス

コストの内訳

レンタルサーバーのコストは、サイト運営にダイレクトに影響します。
月額料金だけで見ると罠があったりするので注意してください。
例えば、「月額料金はすごく安いが、実は初期費用が発生したり、ほぼ必須の有料オプションが多数あった」みたいなケースはよくあります。
また、長期契約による割引やキャンペーン等も時期によって変わるので、最新情報をチェックする必要があります。

サポートと信頼性

サポートの重要性

突然ですが、「サイトが開けなくなった」というトラブルに遭遇したらどうしますか。

答えは多くの場合「復旧作業を優先しつつ、トラブルの原因を究明し再発防止対策を行う」でしょう。

この回答が即座に出て、さらに具体的な作業が頭の中に出てきて、かつ優先順位もつけられる方は問題ないかと思います。

一方、システム運用にあまり慣れていない方や、初心者の方は、何をすればいいのかわからずパニックになる方も多いかと思います。
このような場合、サポート体制が整っているレンタルサーバーを選ぶことも重要となります。
特に初心者の場合、電話やチャットで迅速に対応してくれるサポートがあると安心でしょう。
専門家の方からどのような対応が必要かサポートしていただけます。
また、サイト運営上の課題や疑問点があれば、サポートの範囲内で回答してくれるでしょう。

改めて、サーバーのトラブルはいつ起こるかわかりません
障害が起きなければハッピーなのですが、そんなシステムは存在しません。
障害時の対応に自信がなければ、サポートの有無も重要な判断指標となります。

信頼性の指標

  • 稼働率保証: 多くのレンタルサーバーは99.9%以上の稼働率を保証しています。これによって、サーバーのダウンタイムが少なく、安定した運用が期待できます。
  • バックアップ体制: 予期せぬトラブルによるデータの紛失を防ぐために、定期的なバックアップは必須です。自動バックアップが有効な場合、手動で実施する手間が省けます。
  • ユーザーレビューと評判: この記事を含め、他のユーザーのレビューや評判を確認することは大事です。サポートの質や信頼性を把握する際にいくつかのソースをもとにご自身で判断しましょう。

レンタルサーバー 10 社の違いとおすすめ

まず、各社・各プランの違いを表形式で整理し、次におすすめのレンタルサーバーを紹介します。

主要なレンタルサーバー 10 社比較表

まず、2024 年最新の情報を基に、WordPress におすすめのレンタルサーバー 10 社を比較します。

表では、各社のプランと料金、キャンペーン、スペック等を整理しました。

これから WordPress を始めたい方向けにおすすめなものをハイライトしてますので、ご参照ください。

サービスプラン月額料金契約期間メモリストレージCPUキャンペーンその他特徴
ConoHa WINGベーシック1,452円
→ 990円
12ヶ月
8GB300GB SSD6コア初月無料
最大55%OFF
36ヶ月プランなら 643円/月
独自ドメイン2つ永久無料
ConoHa WINGスタンダード2,904円
2,360円
12ヶ月12GB400GB SSD8コア初月無料
最大55%OFF
36ヶ月プランなら 2,118円/月
独自ドメイン2つ永久無料
ConoHa WINGプレミアム5,808円
4,719円
12ヶ月16GB500GB SSD10コア初月無料
最大55%OFF
36ヶ月プランなら 4,235円/月
独自ドメイン2つ永久無料
X サーバースタンダード1,100円
→ 550円
12ヶ月8GB300GB SSD6コア12 ヶ月以上契約で半額キャッシュバック36ヶ月プランなら 990円 → 495/月
独自ドメイン2つ永久無料
X サーバープレミアム2,200円
→ 1,100円
12ヶ月12GB400GB SSD8コア12 ヶ月以上契約で半額キャッシュバック36ヶ月プランなら 1,980円 → 990/月
独自ドメイン2つ永久無料
X サーバービジネス4,400円
→ 2,200円
12ヶ月16GB500GB SSD10コア12 ヶ月以上契約で半額キャッシュバック36ヶ月プランなら 3,960円 → 1,980/月
独自ドメイン2つ永久無料
ロリポップ!ライト462円
→ 231円
6ヶ月
→ 12ヶ月
350GB SSD契約期間2倍により実質半額WordPress利用可
ロリポップ!スタンダード935円
→ 467円
6ヶ月
→ 12ヶ月
450GB SSD契約期間2倍により実質半額電話サポート
ロリポップ!ハイスピード550円
→ 275円
36ヶ月
→ 72ヶ月
500GB SSD契約期間2倍により実質半額ドメインずっと無料*2
LiteSpeed搭載
ロリポップ!エンタープライズ2,200円36ヶ月1.2TB SSDドメインずっと無料*2
LiteSpeed搭載
mixhostライト2,178円
→ 968円
12ヶ月8GB50GB SSD6コア初回55%OFFアダルトサイト利用可能
mixhostスタンダード3,278円
→ 1,518円
12ヶ月12GB50GB SSD8コア初回70%OFFアダルトサイト利用可能
mixhostプレミアム5,478円
→ 2,178円
12ヶ月16GB100GB SSD10コア初回60%OFFアダルトサイト利用可能
シンレンタルサーバーベーシック880円
→ 616円
12ヶ月8GB100GB SSD6コアキャッシュバックで30%OFF転送量900GB/日
Xアクセラレータ
XPageSpeed

Xサーバーグループ
シンレンタルサーバースタンダード1,780円
→ 1,246円
12ヶ月12GB200GB SSD8コアキャッシュバックで30%OFF転送量1200GB/日
Xアクセラレータ
XPageSpeed
Xサーバーグループ
シンレンタルサーバープレミアム3,560円
→ 2,492円
12ヶ月16GB300GB SSD10コアキャッシュバックで30%OFF転送量1500GB/日
Xアクセラレータ
XPageSpeed
Xサーバーグループ
さくらのレンタルサーバスタンダード550円12ヶ月300GB SSDCDN100GB/月
さくらのレンタルサーバビジネス2,420円12ヶ月600GB SSDCDN300GB/月
さくらのレンタルサーバビジネスプロ4,400円12ヶ月900GB SSDCDN300GB/月
お名前.comレンタルサーバー1,078円
→ 701円
12ヶ月400GB SSD24時間365日電話サポート
カゴヤ・ジャパンライト1,650円
→ 1,485円
12ヶ月4GB100GB SSD1コア100Mbps 共有
カゴヤ・ジャパンライト5,500円
→ 4,950円
12ヶ月8GB300GB SSD2コア100Mbps 共有
カゴヤ・ジャパンライト11,000円
→ 9,900円
12ヶ月16GB500GB SSD4コア100Mbps 共有
スターサーバーライト270円12ヶ月160GB SSD初期費用1,650円
独自ドメインなし
スターサーバースタンダード550円12ヶ月200GB SSD初期費用1,650円
独自ドメインなし
スターサーバーハイスピード825円12ヶ月320GB SSD
wpX SpeedW1上限1,320円2.2円/時2GB200GB SSD2コア各種ギフト券が合計66名様に当たる!Xサーバーグループ
wpX SpeedW2上限
2,640円
4.4円/時4GB300GB SSD3コア各種ギフト券が合計66名様に当たる!Xサーバーグループ
wpX SpeedW3上限
5,280円
8.8円/時8GB400GB SSD4コア各種ギフト券が合計66名様に当たる!Xサーバーグループ
レンタルサーバー11社比較(2024年7月末時点)

※ 2024 年 7 月末時点のものとなります。価格はキャンペーン等でかなり流動的に変わるので、最新情報は各社公式ページをご参照ください
※ 同じ名称のプランを比較しても意味はありません。スペックや機能を基に比較してください

上記を踏まえ、「どのプランが、どのような人におすすめか」をいくつかご紹介します。
ドメイン無料提供がないものや、スペックが低いもの、チャット/電話サポートがないもの、その他「これは他のサービスに比べて見劣りする微妙だなぁ」と個人的に感じたものは除外しつつご紹介します。

コスパ最優先の方におすすめ

ロリポップ! | ライトプラン – 6ヶ月 → 12ヶ月(契約期間2倍キャンペーン)

メリット

  • キャンペーン適用でとにかく安すぎる
    • 12 ヶ月プランが 231 円/月
  • チャットサポートあり

デメリット

  • メモリ、CPU のスペック表記がない

ロリポップ! | ハイスピードプラン – 36ヶ月 → 72ヶ月(契約期間2倍キャンペーン)

メリット

  • キャンペーン適用でとにかく安すぎる
    • 72 ヶ月プランが 275 円/月
  • 契約期間中独自ドメインが 2 個無料
  • チャット/電話サポートあり

デメリット

  • メモリ、CPU のスペック表記がない
  • 長期プランなのですぐ乗り換えられない

現時点ではどちらのプランも間違いなくコスパ最強です。

「とりあえず 1 年ほどブログやってみたい」という方にはライトプランがおすすめです。
「WordPress を 6 年は運用する予定」の方にはハイスピードプランがおすすめです。

ただ、ロリポップ!ではスペックが公開されておりません。
そのため、パフォーマンス面での懸念点は残るため、正直速度を重視する方には積極的におすすめできません
※ ハイスピードプランも重要なパフォーマンス指標が公式から公開されているわけではないので、本当にハイスピードかはわかりません
速度を重視する方は次で紹介するレンタルサーバ・プランを検討しましょう。

速度を重視する方におすすめ & 初心者にもおすすめ

X Server | スタンダードプラン

メリット

  • キャンペーン適用でコスパがとてもいい
    • 12ヶ月プランが 550 円/月
    • 36ヶ月プランが 495 円/月
  • ドメイン2個無料
  • 管理画面が割とわかりやすい
  • 電話サポートあり

デメリット

  • キャッシュバックは申請が若干手間

ConoHa WING | ベーシックプラン

メリット

  • キャンペーン適用でコスパがいい
    • 12ヶ月プランが 990 円/月
  • ドメイン2個無料
  • 管理画面がとてもわかりやすい
  • 電話サポートあり

デメリット

  • 特になし

共通している点としては、どちらも管理画面がわかりやすく電話サポートも対応しています。
そのため、「WordPress 運用に自信がない」という方におすすめです。
また、速度も安定しており、「速度にはこだわりたい」という方にもおすすめできます。

「キャッシュバックのメール確認とか忘れそうだし面倒だな」という方は ConoHa WING がおすすめです。

「コスパを重視したい」という方には現時点では X Server の方がおすすめです。
ただし、時期によっては ConoHa WING の方がコスパがいい時もあるので、最新の状況はチェックすることをおすすめします。

その他、提供する WordPress 有料テーマも異なるので、この観点で選んでもいいかもしれません。

  • ConoHa WING
    • JIN:R, SANGO, THE THOR, JIN, THE SONIC
  • X Server
    • XWRITE, SWELL, Snow Monkey, Emanon Business, LIQUID INSIGHT, Nishiki Pro

アダルトサイト運営をしたい方におすすめ

シンレンタルサーバー | ベーシックプラン – 12ヶ月

メリット

  • キャンペーン適用でのコスパがいい
    • 12ヶ月プランが 616 円/月
  • 独自の高速化機能
    • Xアクセラレータ・XPageSpeed 等
  • アダルトサイト利用可能

デメリット

  • 特になし

Mixhost | ベーシックプラン – 12ヶ月

メリット

  • アダルトサイト利用可能

デメリット

  • メモリ、CPU のスペック表記がなくなった (以前はあった)
  • 「SSD 無制限」を謳っているがポリシーを読む限り制限あり
    (「99 % の人が 5GB しか使わないんだから、上限 50GB は実質無制限」と読める)

アダルトサイトを運営するならシンレンタルサーバーがおすすめです。
コスパも良く、高いパフォーマンスも期待できます。

mixhost は上記の通りデメリットがある点と、各種表記がわかりづらい点から、正直個人的にはあまりおすすめしていません。
とはいえ、レンタルサーバーはプランが流動的に変わるため、時期によっては検討できるかもしれないと思い一応記載しました。

初心者にどれか一つだけおすすめするなら?

現時点では 「X Server | スタンダードプラン」 が個人的におすすめですね。

X Server | スタンダードプラン

メリット

  • キャンペーン適用でコスパがとてもいい
    • 12ヶ月プランが 550 円/月
    • 36ヶ月プランが 495 円/月
  • ドメイン2個無料
  • 管理画面が割とわかりやすい
  • 電話サポートあり

デメリット

  • キャッシュバックは申請が若干手間

まず「初心者さんがいきなり 36, 72 ヶ月プランを購入して、本当に持続可能か」という点があります。
そのため、一旦は 12 ヶ月プランで様子を見た方がいいのではと考えています。

12 ヶ月プランで考えた時、現時点では以下のような評価となります。

レンタルサーバーコスパ速度サービスOS/カーネル
ConoHa WING
ベーシックプラン
990 円/月高速ドメイン無料*2
電話サポートあり
CloudLinux 7 / kernel-3.10.0 系
X サーバー
スタンダードプラン
550 円/月高速ドメイン無料*2
電話サポートあり
Ubuntu 20.04 LTS / kernel-5.4.0 系
ロリポップ!
ライトプラン
231円/月スペック非公開
ネット評判△
ドメイン無料なし
チャットサポートのみ△
CentOS 7 / kernel-3.10.0 系
主要レンタルサーバー3社の12ヶ月プラン比較

ConoHa WING と X サーバー はぶっちゃけ速度やサービス面では大きな差はありません。
ロリポップ! はスペック非公開であり、ライトプランは速度に関するネットの評判は良くありません。

その結果、現時点ではキャンペーンで最もコスパが良い X サーバーが最良と判断しました。

しかし、再三申し上げてますが、時期によっては ConoHa WING の方が安いです。
公式ページを参照し、最新のプランやキャンペーンの状況をご確認ください。

ん、”OS/カーネル” の項目は何?」と思われた方は、以下の記事をご参照ください。
上記 3 社のレンタルサーバーで、どのバージョンの OS/カーネルが使用されており、それらは安全なのか脆弱なのかを調べた記事です。(長くなるので別記事にしました)

[2024最新]レンタルサーバー3社のカーネル/Linux OSを調べてみた

さいごに

今回、レンタルサーバーを前提としてここまで会話してきました。
しかし、WordPress を運用する手段はレンタルサーバーに限らず他にも存在します。
例えばクラウドサービスの AWS や GCP などは自由度が高く、お好きにカスタマイズ可能ですし、もちろんカーネルも OS も最新版使えますし、その他のサービスと連携して可用性やセキュリティも高められます。

筆者も以前は AWS EC2 でホスティングしておりました。
もし、AWS EC2 で構築したいという方は、以下の記事をご参照ください。

【初心者必見】EC2一台でWordPressを無料かつ爆速で構築しよう

以上です。

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