VPNで何ができる?なぜ必要?どんなときに使うかわかりやすく解説

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【編集部よりお知らせ】

本記事は、NordVPN 様より提供いただいた寄稿記事です。
普段当ブログで取り扱っている技術的な検証や比較レビューとは異なり、今回は「VPNを初めて利用する方」や「一般的な利用シーンを知りたい方」に向けた、基礎的な解説記事となっております。
専門的な技術解説や検証については別途執筆を検討中ですが、まずはVPNの全体像を知るための入門記事としてご覧ください。

普段利用するカフェ・ホテル・空港などのフリーWi-Fiのなかには、じつは一部セキュリティの甘いところもあります。

多くの人が利便性を優先して利用していますが、通信内容の盗聴や個人情報の漏えいといったリスクと隣り合わせの状態です。

今回の記事は、インターネット上に自分専用の安全なトンネルを作り出し、情報漏えいを防ぐVPNについてまとめました。

本記事を読めば、VPNの仕組みや活用シーンが理解でき、初心者でも迷わずに安全なインターネット環境を構築できます。

まずはVPNやセキュリティの基本を正しく理解し、自分の身を守るための第一歩を踏み出していきましょう。

VPNとは?何ができる?

VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に仮想的な専用線を構築し、通信の安全性を確保する技術です。

たとえるなら、誰もが通れる公道のなかに、自分だけが通行できる頑丈なトンネルを作るようなイメージです。

ホテル・カフェ・空港などで提供されているフリーWi-Fiを利用する場合、データは無防備な状態でやり取りされます。

しかし、VPNを利用すればトンネリングという技術により、外部からの侵入を物理的に遮断する壁が作られます。

さらに、カプセル化・暗号化などの処理をするため、仮にトンネル内に侵入されてもデータの中身は解読されません。

データ自体が意味を持たない文字列に変換されており、悪意あるハッカーでも情報を盗み見るのはきわめて困難です。

VPNは二重の防御壁を張るおかげで、物理的に離れた場所にいても、自宅の安全な回線を使っているかのような環境が整います。

VPNの主な種類とそれぞれの特徴

VPNには大きく分けて「インターネットVPN」「IP-VPN」などがあり、利用するプロトコルによっても特徴が異なります。

個人向け・企業向けで代表的なVPNの種類について、以下の表にまとめました。

種類主な特徴向いている人・用途
SSL-VPN企業向けで専用ソフト不要で手軽。ブラウザで利用可能リモートワーク・Webサービスの利用
IPsec-VPN企業向けでセキュリティ強度は高いが設定が少し複雑企業間の拠点接続・高度なセキュリティ
OpenVPN個人向けでセキュリティが高く柔軟。オープンソースで信頼性が高いプライバシー重視の日常利用・ストリーミング
WireGuard個人向けで速度が速く接続が安定。最新の暗号化方式モバイル利用・高速通信が必要な場合

個人がアプリで利用するのはインターネットVPNの一種で、なかでも「WireGuard」「OpenVPN」が代表的です。

一方、SSL-VPNは企業向けでブラウザ標準の暗号化技術を応用し、専用ソフトなしで手軽に使える点が大きな特徴です。

SSL-VPNの詳細を知りたい人は、「SSL-VPNとは? 接続方法やIPsec VPNとの違いを解説」をご覧ください。

最近の個人向けVPNサービスでは、さらに高速で軽量なWireGuardなどの最新プロトコルが主流になりつつあります。

個人がVPNサービスを活用するシーン

個人がVPNサービスを活用する主なシーンは、以下のとおりです。

  • フリーWi-Fi利用時の盗聴防止
  • 地域制限(ジオブロック)の回避
  • プライバシーの保護

外出先でのセキュリティ確保や、海外コンテンツの視聴など、VPNサービスはさまざまな場面で役立ちます。

フリーWi-Fi利用時の盗聴防止

外出先で手軽に使えるフリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティ面では大きなリスクがあるためVPNの利用がおすすめです。

悪意のある第三者が、正規のWi-Fiになりすました「偽のアクセスポイント」を設置しているケースも報告されています。

もし誤って接続してしまうと、入力したID・パスワード・閲覧履歴などが漏洩する危険性があります。

上記のような中間者攻撃と呼ばれる被害を防ぐために、VPN接続による通信の暗号化は非常に有効な手段です。

VPNをオンにしておけば、通信内容が暗号化されるため、仮に電波を傍受されても中身を解読される心配はありません。

地域制限(ジオブロック)の回避

VPNサービスは海外から日本、日本から海外への動画配信サービスなどのアクセス制限の回避にも役立ちます。

海外旅行や出張先から、普段日本で見ている動画配信サービスやWebサイトにアクセスできないケースは多いです。

アクセスできないのは、Webサイト側がアクセス元のIPアドレスを識別し、特定の国以外からの閲覧を制限しているためです。

しかし、VPNサービスを使って日本のサーバーに接続すれば、海外にいても国内からのアクセスとして認識させられます。

逆に、日本国内から海外限定のサービスを利用したい場合も、現地のサーバーを経由すればスムーズに閲覧可能です。

プライバシーの保護

VPNを利用すれば、接続元のIPアドレスをVPNサーバーのものに置き換えて、本来の身元を隠蔽できます。

普段、私たちが何気なくインターネットを利用している間、じつは多くの行動履歴が記録され続けています。

なぜなら、Webサイトの管理者は、ユーザーのIPアドレスや閲覧ページなどのログを収集しているからです。

収集されたログはユーザーの興味関心を分析し、ターゲティング広告を表示するために利用されるのが一般的です。

個人の特定を困難にし、匿名性を保ったままブラウジングを楽しむためにも、VPNを賢く活用しましょう。

無料VPN・有料VPNの違い

無料VPN・有料VPNはビジネスモデルが根本的に異なり、料金がかからないサービスには相応のリスクや制限が存在します。

無料VPN・有料VPNの違いについて、以下の表にまとめました。

項目無料VPN有料VPN
料金無料有料
通信速度遅い・制限あり速い・無制限
データ容量制限あり無制限
セキュリティ暗号化が弱い・ログ保持のリスク強力な暗号化・ノーログポリシー
プライバシーデータ販売や広告のリスク保護
サーバー数少ない多い
サポートほぼなし24時間対応など
広告表示される場合が多いなし
その他機能制限が多い豊富

無料VPN業者の多くは、ユーザーから料金を受け取らない代わりに、通信データを収集して収益化しています。

具体的には、ユーザーの閲覧履歴や行動ログを第三者の広告業者などに販売して利益を得ているのです。

また、サーバーの維持費を十分にかけられないため、通信速度が極端に遅かったり、接続が頻繁に切れたりします。

セキュリティ面でも不安があり、古い暗号化方式が使われていたり、最悪の場合はアプリにマルウェアが含まれていたりします。

一方、有料VPNはユーザーからの利用料で運営されているため、セキュリティも強固でログを販売する必要がありません。

VPNを導入するならリスクの大きな無料VPNは避けて、有料のVPNサービスの利用を検討しましょう。

個人がVPNを導入するデメリット・注意点

個人がVPNを導入するときに知っておくべきデメリットや注意点は、以下のとおりです。

  • 通信速度の低下
  • コストが発生
  • 海外での利用には法的な注意が必要

メリットだけでなくVPNサービスのデメリットも把握したうえで、自分にあった利用方法を検討しましょう。

通信速度の低下

VPNを利用するときにどうしても避けられないデメリットとして、インターネットの通信速度低下があげられます。

データを暗号化・復号化する処理に時間がかかるうえ、遠隔地のサーバーを経由するため、物理的な距離の分だけ遅延が発生します。

そのため、「高画質の動画の視聴」「オンラインゲーム」などで、ラグや読み込みの遅さがストレスになる可能性に注意が必要です。

できるだけ口コミで高速だと評判のよいVPNサービスを選び、30日間返金保証などを利用して実際に速度を確かめてみましょう。

コストが発生

有料VPNを利用する場合、月額数百円~2,000円程度のランニングコストが発生するのは避けられません。

ただし、多くのサービスでは1年や2年といった長期プランを契約すれば、月額料金を大幅に割り引く仕組みを導入しています。

また、30日間の返金保証期間を設けているサービスも多いため、まずはお試しで使ってみるのが賢明な方法です。

なお、料金だけでなく提供されているサービスや機能も十分に検討し、コストパフォーマンスの高いVPNを選びましょう。

海外での利用には法的な注意が必要

日本ではVPNの利用は合法なセキュリティ対策として推奨されていますが、海外では事情が異なるケースがあり、注意が必要です。

中国・ロシア・イラク・北朝鮮など、一部の国では政府によるインターネット検閲が厳しく行われています。

上記の国では、政府が認可していないVPNの利用自体を法律で制限・禁止しており、違反すれば罰則の対象になります。

海外渡航時にVPNを利用する場合は、渡航先の国の法律や規制状況を事前にしっかりと確認しておかなければなりません。

速度・コストのバランスがよいNordVPNがおすすめ

出典:NordVPN公式サイト

料金(税込み)2年プラン:410円/月
1年プラン:630円/月
1か月プラン:1,770円/月
サーバー数/国数7,000台以上/126か国
ノーログポリシー
通信速度
同時接続台数10台
カスタマーサポート365日24時間対応公式サイト・アプリが日本語対応メール・ライブチャット
公式サイトhttps://nordvpn.com/ja/

数あるVPNサービスのなかで、通信速度・セキュリティ・コストのバランスが優れているのがNordVPNです。

最新プロトコル「WireGuard」をベースに独自改良した、「NordLynx」という技術を採用しているのが最大の特徴です。

従来のプロトコルに比べてプログラムコードが非常に軽量であるため、暗号化処理による速度低下を最小限に抑えられます。

セキュリティ面でも、第三者機関の監査を受けた厳格なノーログポリシーを運用しており、信頼性はきわめて高いです。

また、NordVPNは長期契約なら月額ワンコイン程度から利用でき、30日間の返金保証もついているためリスクなく試せます。

VPNで何ができるかに関するよくある質問

VPNに関してよく寄せられる質問は、以下のとおりです。

  • 常時接続のメリットとデメリットを教えて
  • 通信内容がバレる可能性はある?

契約する前に疑問点をあらかじめ解消し、安心してVPNサービスを利用して安全なインターネット環境を整えましょう。

常時接続のメリットとデメリットを教えて

VPNを常時接続にしておくと、いつ通信を行ってもつねに暗号化されているため、セキュリティの隙がなくなるのがメリットです。

うっかりVPNをオフにしたままフリーWi-Fiに接続するといったミスを防げるため、安全性が格段に向上します。

一方、デメリットとしてはバックグラウンドで処理が続くため、スマホのバッテリーの減りが通常より早くなります。

また、一部のWebサイトや銀行アプリなどは、VPN経由のアクセスをブロックする場合があるため注意が必要です。

通信内容がバレる可能性はある?

信頼できる有料VPNを使用している限り、通信は暗号化されているため、外部に内容がバレる心配はまずありません。

ハッカーやプロバイダが通信を傍受したとしても、解読できない文字列しか見えないため、中身を見るのは不可能です。

ただし、VPN運営元自体が悪意を持っていれば意味がないため、サービス選びは慎重にしなければなりません。

まとめ

VPNとはインターネット上に仮想的な専用線を構築して通信を暗号化し、第三者による盗聴や情報漏えいを未然に防ぐための技術です。

とくにフリーWi-Fiを利用するとき、個人情報や閲覧履歴などの大切なデータを守るのにたいへん有効な方法となります。

また、海外旅行中に日本の動画サービスを視聴したり、検閲を回避して自由に情報を得られたりするのも大きな魅力です。

ただし、無料VPNには情報漏えいのリスクがあるため、プライバシーを守るなら信頼できる有料サービスの利用が欠かせません。

速度と安全性のバランスがよい有料VPNなどを活用し、リスクのない快適なインターネット環境をぜひ手に入れてください。

Article Provided by NordVPN
Edits and supervision by KUDs

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